令和元年後半の投資戦略

令和1年株式市場は一進一退

令和1年(2019年)の金融市場は一進一退です。
日経平均株価は年初19,655円でスタートしましたが、一時22,000円台まで上昇した後、年初の20,000円割れに向かっています。大きな原因は米中貿易で、分断が続けば将来的な米国景気減速が鮮明となるため長期金利が低下、その影響は日本まで来ています。

 

米経済先行き低迷→金利低下→ドル下落のサイクル

米国の長期金利が2%を切るというのはあまりないため、現在の1.5%という長期金利はとてもネガティブな状態です。GDP世界1位2位が喧嘩をしている状態でそれが深刻であれば日本株への影響も避けられません。更に言えば日本単体での更なる金融緩和はかなり難しく日本は今後も受け身状態が続くと思われます。

ドル円100円割れも想定

日本株に影響力の高いドル円相場は100円を切る可能性がありそうです。
直近の日本・米国金利・金利差・ドル円を並べて見てみると金利差は2%以上あることが普通です。またドルが上昇する要素として長期金利が上昇傾向ということは必要不可欠ですが現在は「長期金利低下傾向」「金利差1.7%」となっています。短期目線で見てしまえばドル売り円買いになるのは仕方がない状態でしょう。

平成14年 平成23年 平成29年 令和1年
日本10年債 1.6% 1.2% 0.0% -0.2%
米国10年債 4.2% 2.2% 2.3% 1.5%
金利差 2.6% 1.0% 2.3% 1.7%
ドル円 125円 79円 112円 106円

 

REITはそろそろ頂点か

REITは変わらず好調で東証REIT指数は2000ポイントを超えました。低金利継続ではあるものの更なる金利低下は微妙です。ただ都心に集中する日本の不動産の流れや株式市場の不安定感が続く限りまだ伸びしろはあるかも知れません。
日本の金利と比較すると完全な逆相関ですので頂点に近いものの、急落はなさそうです。

 

日本債券で静観する

令和1年残りの投資はどうすば良いか、とても悩ましいですがリスクを嫌えば消去法的に日本債券が安全かも知れません。国内金利の上昇もなさそうで、むしろ好景気に持ち込むために金利低下はあり得る環境ですので日本債券は上昇余地があるかも知れません。もちろんリターンはとても低いですが令和1年は日本債券で相場を静観するという方法も一つかも知れません。

 

 

※金融資産投資を推奨するものではありません。本文は著者の独断によるコメントであり投資にはリスクが伴います。自己の判断と責任において投資をお願いします。

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